足場の数量計上方法

足場の知識
 地山補強土工法の足場ということに特化した記載はありません。アンカーの数量計算法を参考としていることが多いと思います。

  アンカー工足場(ロータリーパーカッション式ボーリングマシンの足場を設置しアンカー工を施工する場合)の足場数量は下記を標準として算出されます。

@足場幅は4.5mを標準とする。
Aアンカー施工端部の足場の余裕幅は2.5mを標準とする。
B足場数量の単位は空m3とする。
C足場数量は階段形状で算出する。
D地山の斜面勾配が一定でない場合は、平均勾配で算出する。


 これに対して地山補強土工の足場はアンカーと比べ施工機械が小さく、足場幅は2.0mとする場合が多いようです。 ただしあくまでも削孔方法・削孔機械を想定し、足場幅を決めるのが基本です。

 

断面での足場位置
 足場は断面図に足場の形状を作図し、断面当たりの体積を拾い、平均断面法によって空m3単位で数量を計上します。この際、必要な足場幅をどのレベルで確保するのかがよく議論されます。
 
 例えば右図の計画に対する足場を考えます。
 多くの技術者はシンプルに考え、鉄筋と計画面の交わったレベルで必要な足場幅を確保します。

 この場合の足場断面は右図となります。

 ただ細かいことをいうと、ここに実際の軽量ボーリングマシンの絵を入れると右図となります。

 ベースが足場からはみ出てしまい、この足場では施工できません。

 幅2.0mの足場で施工するには、足場を若干下げる必要があります。その場合の足場形状は右図となります。

 ただこのような処理(実際はマシンによっても異なる)を行っても、足場数量的に違うのは、右図赤丸印のところのほんの微々たる数量だけなのです。

 したがって単なる数量算出の目的(図面は「参考図」扱いになります)であれば、鉄筋と計画面の交わったレベルで作図・数量計算しても問題ないのです。

 ただし、「参考図」ではなく、指定仮設で「指示図」の扱いである場合は、標高まで表記する必要があります。

 

逆巻きの場合の足場の計上方法
 切り土しつつの施工となる場合、逆巻き施工となる場合があります。この場合の足場数量の計上は、その段階の掘削形状を考慮した足場形状となります。